連絡がなかなかとれなくなってしまっても、 遠く離れてしまっても、 「会いたいな、会いたいな」 と、ずっと想い続けていたら、 その願いは叶うんだなって実感できることがありました。 今日はちょっと胸いっぱいで いつもよりも長文な日記になっちゃってます^^; +++++ 7月に入って少しした頃、 「まおくんママ改め、satoさん、お久しぶりです」 と、このブログのメールフォームに一通のメールが届きました。 メールの送り主は見覚えがある名前だったけれど、 あまりに信じられなくって、あまりにびっくりして、 何度も何度も確認しました。 それは、 まおさんが生後9ヶ月間入院していた NICUで大変お世話になった看護師の ユキエさんからの6年ぶりのメールでした。 まおさんは 超低出生体重児で、 生まれた時の体重は276グラムでした。 NICUに入院していた日々は毎日が壮絶で、 今日は命の危機が! 今日は肺に穴が開いてしまった! 明日は大腸が破れるかもしれない! そういうことが毎日のようにあって、 安全の保証がない、恐怖感だけしか感じられない、 そんなジェットコースターに乗っているような日々でした。 でも、大変だった毎日、 NICUの看護師さん達はいつもあたし達に 優しく声をかけてくれました。 そして、その看護師さん達の中でも いつも一番近くに寄り添ってくれて、 いつも気にかけてくれて、優しく見守ってくれて、 一緒に笑ったり、泣いたりしてくれたのがユキエさんでした。 まおさんの入院中、 ユキエさんのお仕事がお休みの日以外は 病院で毎日顔を合わせてお話させてもらっていたので、 日を追う毎に、 その優しい性格にあたしはユキエさんが大好きになり、 その美しい姿にオットパンダさんとまおさんはメロメロになっていったのでした。 入院中は、何かと大変だったけれど、 本当に一番大変なのは先生方や看護師さん達だよな~と、 いつも痛感していました。 でも、先生方や看護師さん達はいつも 「私達はまおくんやご両親の頑張りをちょっとサポートしているだけです」 と、言われていました。 とても優しい先生方や看護師さん達がついていてくれるという 安心感があたし達の不安定なキモチをいつも支えてくれていました。 先生方にも看護師さん達にも 本当に、よくしていただいたので、 入院中はもちろんの事、退院してから今現在までも、 感謝のキモチでいつもいっぱいです。 入院が長くなったので、看護師さん達は、 みんなあたし達の顔を見ては気さくに声をかけてくれるようになりました。 先生方や看護師さん達のおかげで 大変だった入院中も毎日まおさんの面会に通い、 あたしたち夫婦は心身ともに元気に過すことができたのでした。 なので、病院に行けばいつでも、 先生方にも看護師さん達にも お会いできるものだと思っていました。 でも、 まおさんがNICUを退院してすぐに 主治医の先生の1人、F先生が九州の病院に移られてしまい、 ほどなくしてユキエさんもまおさんが入院していた 病院を退職されたと人づてに聞きました。 まおさんが元気に成長していくにつれ、 病院に行く回数も減り、異動や退職などで 知っている看護師さん達も少なくなっていきました。 週末など、 いつもオットパンダさんはお酒を呑むと、 「ユキエさんは元気かな?? Fせんせは元気かな?? どこで何してるかな?会いたいね」 と、同じセリフをいつも繰り返していました。 もちろん、あたしも同じキモチでした。 一度だけ、ユキエさんにどうしてる?? と、メールをした時に、 「元気にしています^^ 今、F先生と同じ九州の病院でNICUの看護師をしてます」 と、お返事をもらって、 「まおさんのことをよく知ってくれているあのお2人が また一緒にお仕事してるんだ! 今度会いに九州の病院行ちゃう??」 なんて、オットパンダさんと話したものでした。 正直、あたしはユキエさんとお友達になりたかったのでした。 でも、やはりあたし達は 看護師さんとNICUに入院していた子供の保護者という関係で それ以上を望むのもよく考えればヘンな話だし、 ユキエさんに迷惑をかけてもいけないなぁと思いつつ、 ユキエさんとは病院ではなくて 学校とか、どこか習い事のお教室とかで出会って、 普通にお友達になれたらどんなにステキだったろうなぁ~ なんて、そんなことを思うくらい、 あたしは心底ユキエさんのことが大スキだったのでした。 そんなユキエさんからのメール、 興奮しないわけがありません。 そのメールには 2年前、ユキエさんがF先生と結婚されたこと、 この春からまた広島に住んでいること、 パソコンで、色々検索しているうちに、 あたしのブログに辿りついたことが書かれてありました。 もう、嬉しくて嬉しくて 何度も何度もメールを読み返しました。 そして、 まおさんのことを気にかけてくれながらも、 今まで、患者やその家族とプライベートで親しくすることに対し 色々考えすぎていて、なかなか連絡ができなかったけれど、 昔を思い出しながら、このブログを読むにつれ、 「素敵で仲良くしたい相手に ''患者さん''も''医療者''もないな~と実感しました」 と、とても嬉しい言葉を綴ってくれていました。 このユキエさんからのメールは、 寝る直前にベッドの中でケータイから読んだのですが、 あまりの嬉しさに飛び起きて、 いつものようにリビングの床で うたた寝をしているオットパンダさんを叩き起こして、 「あのね!あのね!!ユキエさんからメールがきてね! あぁでね!こぅでね! ユキエさんとF先生が結婚しててね! また広島に住んでてね!! と、寝ぼけているオットパンダさんに 矢継ぎ早にコトバを浴びせて満足して、 またベッドにもぐりこんで、 色んなことを考えながら眠りにつきました。 その時のあたしは自分でもはっきり分かるくらい 満面の笑みでした。 そして、うとうとしかけた時、 「ユキエさんと出会うのが病院でなかったら…」 そう思ったけれど、それは違うなぁって思い返しました。 まおさんが居てくれたから、 ユキエさんと出会えたし、 まおさんが居てくれたから、 こんな風にユキエさんもあたし達家族のことを 6年経っても覚えてくれていて、またこうやって連絡をくれた。 このご縁はまおさんが結んでくれたんだなぁって、 すごく嬉しくなって、 「ありがとうね」 と、まおさんの方を見ると、 半分目が開いて、白目で大きないびきをかいて寝ていました。 う、美しくない…。 ちっとも美しくないじゃないかぁ~!! ========
by sato-ice
| 2011-09-05 09:58
| ありがとう♪
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